FireUI ライブ プレビュー [Japan]
RAD Studio 10.1 Berlinで新規に搭載された、FireUI ライブ プレビューについてご紹介します。
ライブ プレビューはRAD StudioのIDE内で設計中のユーザーインターフェースを、実際にデバイス上に表示することができるツールです。様々なOS、様々なデバイス上で、実際に表示されるUIを確認しながらデザインできるため、思い通りの正確なユーザーインターフェース設計を手早く行うことができます。
ご存じのとおり、RAD Studioでは、単一のコードで複数のOS・複数のデバイス上で各々動作する各実行ファイルをビルドできるクロスプラットフォーム開発が可能です。このようなクロスプラットフォーム開発においてのユーザーインターフェース設計を助ける機能として、Rad Studioではマルチデバイスプレビューや、各OSに対応したUIを表示する機能を持っています。
しかし、実際にビルドして各デバイスで表示してみると、微妙に設計したUIと表示が異なっていたり、独自のディスプレイ形状や解像度を持ったデバイスも存在します。また、モバイルデバイスにおいては、画面を横向きにしたり、縦向きにしたりと方向を変えて利用することもよくあります。そのような画面方向の変化にも対応できているかがモバイルデバイスのUI設計において、重要なポイントでとなるケースもあるでしょう。
そんな時、FireUI ライブ プレビューはとても助けになるツールです。
使用方法は下記の動画にて説明しています:
通常、デバイスに設計したUIを表示してみるには、ビルドを行い、ビルドで出来上がった実行ファイルを、ケーブルで接続されたデバイス送り込んで初めて確認できるようになります。
FireUI ライブ プレビューであれば、RAD Studioが設計中の画面を各デバイスに表示するサーバーとなり、各デバイスはその画面をクライアントアプリで受けて表示することで、リアルタイムに設計中のUIを表示、確認することがとても簡単に、素早く行えます。
画面の縦横を変えて表示チェックをすることもできます。コンポーネントの基本動作を確認することもできます。(コーディングで実装された動作は確認できまません)
それではFireUI ライブ プレビューを使って よりよいユーザーインターフェースを実現してください!
DockWiki:
Fire UI ライブ プレビュー について
FireUI ライブ プレビュー(IDE) の設定について
FireUI アプリケーションプレビュー (クライアント側)について。 クライアント側のソースプロジェクトも提供しています。