10.2 Tokyo で高速化された RAD Studio のインストールを実際に検証してみる [Japan]

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RAD Studio/Delphi/C++Builder 10.2 Tokyo では ESD (GetIt) でのインストールにかかる時間が大幅に改善されました。頻繁に行う作業ではないにしろ、環境構築のための所要時間が短縮されることは非常に良いことです。

すでにインストールされた方は実際に体感されていることと思いますが、速い遅いという話は何らかの形で可視化されたほうがわかりやすいです。

そこで 10.1 Berlin と 10.2 Tokyo でのインストールにかかる時間を簡易的ではありますが、計測してみることにします。

 

どうやって計測するか?

もっともダサい方法は、インストールの進捗をずーっと見ている、という方法です。しかしこれはさすがにアホらしいのでやりません。

とすると、インストール中の画面を何らかの方法で録画しておいて、それを後から見返す? これならそれなりに厳密に測れるけど、これも微妙な感じです。

では他に方法がないかと考えてみたのですが、最終的に行った方法は「プロキシサーバをセットアップして、そのプロキシサーバのアクセスログのタイムスタンプから概ねの処理時間を計算する」というものです。この方法は厳密さは少々欠けるけど今回計測する時間の尺は数十分単位ですから、精度としては問題の無いレベルに収まります。

実際にやってみた結果は?

実際にやってみると2倍の時間差が出ました。ただし、このインストールテストはそれぞれ1回しか行っていないため、数値の正確さはネットワークのスループットによって変動することにご注意ください。

|バージョン、エディション | インストール時間 |

|-|-|

| RAD Studio 10.1 Berlin Architect | 約42分 |

| RAD Studio 10.2 Tokyo Architect | 約84分 |

それぞれのインストールの共通の前提は次の通りです。

  • インストールでは基本的にすべての機能を選択した。

  • JDK、Wiindows10SDK, MFC3.5は予め導入済みの状態から RAD Studio のインストールを行った。

インストール中のデータトラフィクの発生状況を比べてみる

以下の棒グラフを見て頂くのが最もわかりやすいと思います。この棒グラフは 10.1 Berlin と 10.2 Tokyo のインストールの際に発生したデータトラフィックを1分単位で集計したものです。

これを見ると、10.1 Berlin はデータトラフィックの発生する間隔がずいぶん開いています。しかし10.2 Tokyo はそれよりも間が詰まっています。

処理時間に対するインパクトはどこで発生しているか?

これは 10.1 Berlin のインストーラが「ダウンロード→アーカイブの展開」を順番に行っているのに対して、10.2 Tokyo のインストーラでは処理の改善によって無駄な待ち時間が解消していることが大きく影響しているようです。

このように 10.2 Tokyo ではインストールにかかる時間が大幅に改善されました。

 


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Sales Consultant at Embarcadero Technologies, in Japan.

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