C++ BOOT CAMP / ビジュアル開発環境でC++言語を学ぼう ◆ DAY4: C++BUILDERモバイルアプリ開発事始め [JAPAN]

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◇◆◇◆ C++ Boot Camp / ビジュアル開発環境でC++言語を学ぼう ◇◆◇◆

Day4: C++Builderモバイルアプリ開発事始め

2016年9月1日(木)は「C++ Boot Camp / ビジュアル開発環境でC++言語を学ぼう」のWebセミナー最終日 Day4 でした。ここでは Day4 のサマリをご紹介いたします。

 

まず最初に、Day4の内容の大半については「C++Builder Professional Edition + Mobile Addon Pack」が必要であることを予めお断りしておきます。無料公開中の Starter Edition はWindows向け32ビットアプリケーションのビルドだけが行えますが、Day4はモバイルアプリ開発にフォーカスした内容のため、Day4の内容を体験頂くことができません。モバイル向けアプリケーション開発にご興味をお持ちの方は、RAD Studioの30日間利用可能な無料トライアル版をダウンロードするとAndroid/iOS向けアプリケーションの開発をご体験頂けます。

セミナーのサマリ

さて、セミナーでは、以下のような内容についてご紹介しました。

  1. C++Builderによるモバイルアプリケーション開発ライブデモ(C++Builderではモバイル向けのアプリケーション開発がWindows向けアプリケーション開発と同様に行えることの実演)。
  2. C++Builderで以下のようなモバイルデバイス向けのアプリケーション開発特有の点にも対応できることの説明とアプリの例の紹介。
    • OSの違いや画面サイズの違い
    • モバイルデバイス特有の機能(地図機能、GPS、カメラ)
    • プラットフォーム毎の違いへの対応方法
  3. C++Builderにおける「自動参照カウント (ARC)」の説明
  4. プラットフォーム毎の実機への配布方法
    • Android(アプリが使用する権限に留意していれば、実機への配布は難しくない)
    • iOS(Apple Developer Program 非加入でも実機配布可能だが、非加入だと手間が掛かる)

紹介したサンプルアプリの入手先

そしてモバイルデバイス特有の機能を用いたサンプルアプリケーションとして、GPS、地図、加速度センサーを利用するアプリを紹介しました。このアプリのソースコードは GitHub の下記のリポジトリにて公開しています。

https://github.com/kazinoue/2016_Cpp_bootcamp_day4

セミナーの再視聴方法

またWebセミナーをライブでご視聴頂けなかった方は、以下のページよりお申込みいただきますとオンデマンドでご視聴頂けます。また、C++Builder Starter Edition の無料ダウンロードは9月9日までとなっております。興味はあるけどダウンロードはまだ、という方は、お早めにお申し込みください。

http://forms.embarcadero.com/cpp-boot-camp-2016

iOS向けの実機配備をAppleDeveloperProgramに加入せずに行うための環境設定

なお、Day4 のセッションでは、iOS向けの実機配備を Apple Developer Program への加入無しに行うための環境設定手順をご説明いたしましたが、この方法はXcode7以降で利用可能となった新しい方法のため、手順を把握されていない方も多いかとおもいます。そこで、このブログ記事ではこの手順を改めてスクリーンショットを添えてご説明いたします。(この手順では Xcode7 以降がインストール済みであることを前提しています)

Xcode を起動してで “Create a new Xcode project” を選ぶ。

プロジェクトのテンプレートを選ぶ(ここでは Single View Application を選んでいる)

プロジェクトのオプションを設定する。(4つめの項目の Bundole Identifier の文字列は、RAD Studio / Delphi / C++Builer から実機向けに配布する際に使用します)

配布する実機と接続して、最初のビルドを行う。(初めて実機を接続した場合は、実機配布のために必要な情報を整理構築するために時間がかかります。実機を接続の後、5分程度放置しておいてください)

ビルドはコードサインの処理で失敗するので、ここで Fix issue を選択する。

Add を選んで AppleID 入力画面に進む。

実機配布時のコードサインに用いるAppleIDを入力すると、鍵や証明書の生成が自動で行われて、キーチェーンに追加される。

コードサインを行う開発チームを選択してビルドと配布を行う。

実機にアプリと一緒に配置された開発者のプロファイルを信頼することで、配布したアプリを実行可能となる。(Apple Developer Program 加入時は不要)

RAD Studio(Delphi / C++Builer)で作成したプロジェクトの CF Bundled Identifier に Xcode の Bundle Identifier と同じ文字列を設定すると、RAD Studio(Delphi / C++Builer)からPAServerを経由してプログラムを実機に配布できるようになる。(Apple Developer Program 加入時は必須ではない)

 


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Gold User, No rank,
Sales Consultant at Embarcadero Technologies, in Japan.

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