Delphi Prism 2010 リリース ノート
Delphi Prism™ リリース ノート
この度は、Delphi Prism をお選びいただきありがとうございます。これは、.NET、Mono、さらにクロス プラットフォーム、オープン ソース、.NET framework 対応の次世代 Delphi 開発ソリューションです。
このファイルには、主な製品ドキュメントに含まれていない重要な補足事項が記載されています。 このファイルのすべての内容に目を通されることをお勧めします。 更新されたリリース ノートについては、Embarcadero Developer Network の記事(http://edn.embarcadero.com/article/39735)を参照してください。
インストール、配置、およびライセンスについては、Install、Deploy、License の各ファイルを参照してください。これらのファイルは、デフォルトで C:\Program Files\Embarcadero\Delphi Prism に置かれています。
リリース ノートとインストール ノートの最新版は、ドキュメント Wiki(http://prismwiki.codegear.com/ja/)でも参照できます。
最新の開発状況については、Delphi Prism 製品のホームページ(http://www.embarcadero.com/products/delphi_prism/)でご確認いただけます。
Delphi Prism 2010 - August 2009 リリース
Delphi Prism 2010 - August 2009 リリースが公開されました。 このリリースでは、本製品の随所に新しい機能とバグ修正が加えられています。 August 2009 リリースでの修正一覧については、Delphi Prism のドキュメント Wiki(http://prismwiki.codegear.com/en/Changes_and_Known_Issues)を参照してください。
本製品のインストール、アンインストール、アップグレード
Delphi Prism の前バージョンがインストールされている場合は、インストーラによって自動的にアンインストールされ、新バージョン(最新の機能パックを含む)がインストールされます。 先に前バージョンをアンインストールする必要はありません。
本製品をインストール、アンインストール、またはアップグレードする前に、INSTALL ファイルと LICENSE ファイルを参照して、インストールとライセンスに関する詳細を確認してください。 インストール後、これらのファイルはデフォルトでは C:\Program Files\Embarcadero\Delphi Prism にあります。
本製品のアンインストールについても、INSTALL ファイルを参照してください。
最新のバグ修正と新機能を入手できるように、サブスクリプションを常に有効にして最新リリースにいつでもアクセスできるようにしてください。
要件
Delphi Prism では、Microsoft .NET Framework 1.1、2.0、3.0、3.5 と Microsoft .NET Compact Framework 1.0 および 2.0 のほか、Mono を正式にサポートしています。
これらの 32 ビット版および 64 ビット版との互換性については、.NET 2.0 以上でテスト済みです。
Microsoft .NET CLR のそれぞれのバージョンで Delphi Prism を使用するには、対応する Framework SDK をインストールしなければなりません。
Delphi Prism 自体には Microsoft .NET Framework 2.0 が必要です。 デフォルトでは、そのバージョンがインストール先の環境に存在する場合、より新しいフレームワークはインストールされません。 しかし、2.0 フレームワークが見つからない場合は、本製品インストール時に Microsoft .NET Framework 3.5 がインストールされます。
サポートされているテスト済みプラットフォーム
サポートされているテスト済みプラットフォームは以下のとおりです。
- Microsoft .NET Framework 3.5(LINQ)
- Microsoft .NET Framework 3.0(WPF および WCF)
- Microsoft .NET Framework 2.0 および Microsoft .NET Framework 2.0 SP1
- Microsoft .NET Framework 1.1 および Microsoft .NET Framework 1.1 SP1(どちらも既存の場合のみ)
- Microsoft .NET Compact Framework 2.0
- Microsoft .NET Compact Framework 1.0 および Microsoft .NET Compact Framework 1.0 SP1/SP2(どちらも既存の場合のみ)
- Mono 2.0
Visual Studio 2008 と .NET 3.5
Delphi Prism の現在のリリースでは、LINQ、ラムダ式、拡張メソッド、WPF(Windows Presentation Foundation)の設計ツールなどの機能を含め、Visual Studio 2008 とそれに対応する .NET 3.5 ランタイムをサポートしています。
Delphi Prism は Visual Studio Express 2008 では動作しないことに注意してください。Visual Studio Shell と Visual Studio 商用版で動作します。
製品サポート
Delphi Prism は継続的に改良され、ユーザーがサブスクリプションまたはソフトウェア保証契約に現在加入している場合は、その一環としてそれらの機能改善が提供されます。 最新のバグ修正と新機能を入手できるように、サブスクリプションを常に有効にして最新リリースにいつでもアクセスできるようにしてください。サブスクリプションまたはソフトウェア保証契約に現在加入していない場合は、Delphi Prism の機能更新を受けることはできません。
Delphi Prism のピアツーピア サポート(ユーザー同士によるサポート)は、当社のニュースグループやフォーラム(https://forums.embarcadero.com)を通じて利用できます。
Delphi Prism を初めて使用する場合は、ドキュメント Wiki(http://prismwiki.codegear.com)に目を通してください。 Delphi Prism を初めてお使いになる開発者の方には、「Prism 入門」が参考になるかもしれません。
サポート情報は http://support.embarcadero.com/jp でも入手できます。
一般的な注意事項
サンプル プロジェクト
インストールした Delphi Prism の Samples フォルダには、多数のサンプル プロジェクトが入っています。 これらのサンプル プロジェクトは、Delphi Prism のさまざまな機能の使用方法を示しています。サンプルとデモはデフォルトでは C:\Documents and Settings\All Users\Documents\Delphi Prism にあります。
Visual Studio が立ち上がると、Delphi Prism のウェルカム画面([Delphi Prism へようこそ])が表示され、そこからは、用意されている任意のサンプル プロジェクトを開くこともできます。
問題と対応
既に解決されている既知の問題と対応の一覧については、Delphi Prism のドキュメント Wiki(http://prismwiki.codegear.com/en/Changes_and_Known_Issues)を参照してください。
ドキュメント
ドキュメントは、Wiki(http://prismwiki.codegear.com)で提供されています。 Wiki により、トピックに関する情報を容易に改善できます。 皆さんのフィードバックを歓迎します。
ドキュメントは Wiki で提供されるため、絶えず拡張され更新されます。 また、お使いのコンピュータがインターネットに接続されていない場合でもドキュメントを利用できるように、ドキュメントのスナップショットが製品と共にインストールされています。 [ヘルプ] メニューを通じて、インストール版のドキュメントにもオンライン版のドキュメントにもアクセスできます。
さらに、Wiki でいつでも最新ドキュメントのスナップショットを取得することもできます。
データベース
Delphi Prism では、ADO.NET と ASP.NET による開発をサポートしています。
Delphi Prism には、いくつかのデータベースが含まれています。
Blackfish SQL
Blackfish SQL は、パフォーマンスが高くフットプリント(メモリ使用量)の小さいトランザクション データベースです。 Blackfish SQL の設計および実装では、データベースのパフォーマンス、スケーラビリティ、使いやすさ、業界標準の厳守を重視しています。
Blackfish SQL の概要については、Embarcadero Developer Network のページ(http://edn.embarcadero.com/article/36770)および製品ドキュメントを参照してください。 『Blackfish SQL 開発者ガイド』は、http://cc.embarcadero.com/Item/24980(日本語サイトは http://edn.embarcadero.com/jp/article/36850)から無償でダウンロードできます。
InterBase 2009 SMP Developer Edition
Delphi Prism には、InterBase 2009 Developer Edition が付属しています。 InterBase の特色は、簡単なインストール、小さいフットプリント(メモリ使用量)、自動障害回復、セルフチューニング、Unicode 対応、SMP の組み込みサポート、SQL 92 準拠、ほぼゼロに近い保守などです。
シリアル番号(FBCB-8TAAEA-BJAZAD-34GC)を使用して InterBase 2009 Developer Edition を登録します。
DataSnap
DataSnap は、データベース アプリケーションの多層アーキテクチャです。 DataSnap には、リモート データ モジュールを格納し管理する中間層アプリケーション サーバーが用意されています。 DataSnap にはまた、階層の異なるコンポーネント間の非常に一般的な接続メカニズムも用意されています。
Delphi Prism の DataSnap ではクライアント アクセスがサポートされます。 DataSnap サーバーを作成するには、Embarcadero Delphi 2009 または 2010 を使用する必要があります。
DataSnap 利用の詳細については、 http://blogs.embarcadero.com/pawelglowacki/2009/01/20/38649 を参照してください。
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