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RAD Studio 10.2.1をリリース

Written by Hitoshi Fujii on Posted in Articles

この記事は、Marco CantuによるRAD Studio 10.2.1 Released Todayの抄訳です。


10.2 Tokyo Release 1が公開されました。これは、Delphi 10.2 Tokyo、C++Builder 10.2 Tokyo、RAD Studio 10.2 Tokyoの有効なアップデートサブスクリプションユーザー向けのアップデートです。このアップデートには、100以上のプラットフォームにフォーカスした改善、バグフィックス、機能強化が含まれています。

RAD Studioは現在、5つのプラットフォーム(Windows、Mac、iOS、Android、Linux)をサポートしています。プラットフォームベンダーは、頻繁にOSに変更を加えており、ときに開発の面でも影響を受けることがあります。私たちは、こうした変更を継続的に追跡することで、お客様が最新のOS環境を対象とできるようにしています。10.2.1は、数多くの新機能やバグフィックスだけでなく、お客様にとって大きな影響のある主要なOSの変更にも対応しています。重要な修正のひとつは、Windows 10 Creators UpdateにおけるOSレベルでの変更に対応するコンパイラとリンカの変更です。これは、OSがDLLとDelphiパッケージ(BPL)をロードする方法に影響を与えるもので、ロード操作が複数回繰り返されることと、ランタイムパッケージを使用したアプリケーションのデバッグが行えないという問題を引き起こしていました。マイクロソフトは、この問題をWindows 10の将来バージョンのベータ版で修正していますが、Creators Updateには反映されていません。

2017年5月、私たちは最新のロードマップを公開しました。インストールベースでもVCLが広く普及していることを鑑み、このフレームワークの急速な進化を継続させ、この分野に対する投資を加速していきたいと考えています。Windows 10の利用も拡大しており、今後のリリースにおいては、開発者に対してより大きな価値を提供できると思っています。このようなフォーカスと追加のプラットフォームサポートがリリーススケジュールに加えられたことで、これまでロードマップの10.2.1と10.2.2にリストされていた項目の優先順位が、10.2.2以降に変更されることになりました。これにはC++のLinuxサポートも含まれます。製品担当マネージャチームでは、今後数週間にロードマップの更新を行う予定です。

10.2 Tokyoの主な機能

以下は、ここ数ヵ月に提供された(Berlinのアップデートを含む)主な機能のまとめです。

  • Delphi LinuxコンパイラとRTL、Linuxサーバー開発、配置、デバッグ向けの完全なツールチェイン
  • C++コンパイラとリンカの改善
  • Desktop Bridge によるWindows 10ストアサポート
  • 新しいVCLコンポーネントとQuickEditデザイナ

今年度におけるリリース

数ヵ月前のTokyoリリースと10.2.1アップデートリリースでも、いくつかの機能強化が提供されました。

Enterprise Connectors

CDataとの長年の協業により誕生したEnterprise Connectorsは、RAD StudioのFireDACテクノロジーを活用し、複数のデータソースに接続する際の複雑性を解消し、CDataのアダプターをDelphi / C++開発者が容易に利用できるようにします。

Enterprise Connectorsは、Salesforce、NetSuite、Microsoft Dynamics、SAP、SugarCRM、MailChimp、JIRAなど80以上の主要なデータソースへの接続をサポートしています。

Enterprise Connectorsは、現在、アップデートサブスクリプションユーザーは誰でも利用できるパブリックベータ版が提供されています。それぞれのコネクターは、10.2 TokyoのGetIt Package Managerから入手できます。ベータ版は、ここ数週間で終了する予定です。ぜひ、皆さんのフィードバックをお寄せください。

GetIt Package Managerの改善

GetIt Package Managerを用いれば、IDE内で直接パッケージを検索、ダウンロード、インストールできます。オープンソースまたはサードパーティのライブラリ、コンポーネント、IDE拡張、SDKなどが含まれます。GetIt Package Managerは、IDEのツールメニューからアクセスできます。今回、10.2 TokyoのGetIt Package Managerにいくつかのカテゴリーを追加し、GetIt内での検索を容易にしました。

以下は、GetIt Package Managerの新しいカテゴリーリストです。

  • All
  • Libraries
  • Components
  • Internet of Things
  • Trial
  • Connectors
  • Industry Templates
  • IDE Plugins
  • Styles
  • Sample Projects

RAD Studio 製品管理チーム (Sarina, Marco, David)



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